1947-11-21 第1回国会 参議院 予算委員会 第23号
餘談でございますが、民間の賃金水準と官公吏のその間には多少の開きがあります現在、官公吏の待遇改善は必要であると私どもも考えますけれども、一面においで官職機構の整備簡素化或いは官職の職員の配置轉換、餘剩人員の整理或いは官僚の能率化或いは一般官僚の能率化という点にもつと配慮が行われ少くとも本豫算の実質的な均衡を得さしますためにこの豫算提出に際して、一面において行政機構の整理というものが取上げらるべきであると
餘談でございますが、民間の賃金水準と官公吏のその間には多少の開きがあります現在、官公吏の待遇改善は必要であると私どもも考えますけれども、一面においで官職機構の整備簡素化或いは官職の職員の配置轉換、餘剩人員の整理或いは官僚の能率化或いは一般官僚の能率化という点にもつと配慮が行われ少くとも本豫算の実質的な均衡を得さしますためにこの豫算提出に際して、一面において行政機構の整理というものが取上げらるべきであると
の配置轉換が昨年あたりから非常にやかましく論ぜられておりまして、國鐵當局でも、勞働組合の方でも、この問題については眞劍にいろいろと討議された模樣でありますが、今日その配置轉換が自主的に實施されておるかどうかということと、もう一つは、人員の整理の問題がいろいろと外部からもやかましく論ぜられておりますが、國鐵自體の現況において、勞働基準法を基として、はたしで人員整理を必要とする部面があるか、そういう餘剩人員
一つは經營の合理化、その大きな問題としては餘剩人員があるかないかという問題と、いま一つは運賃の値上げの餘地ありや否や、かような二つの問題が結論づけられ得るのであろうかと思うのであります。そこで承つてみたいと思いますのは、この調書を見ますと、餘剩人員がほとんどないということは三十八ページをごらん願えばわかると思います。
ところで餘剩人員が多いということを聽くと、何となく社會的に惡い感じを與えるということのために、この點に觸れることを好まないのでありますが、この餘剩人員の問題は、結局は能力を高めるということになるのでありまして、能率の低い勞働は結局高い物價を生ずる。こういう一つの原理がかような結果になつてまいるのだ、私にはかように信ぜられるのであります。